【第3回解説】
1一角成、3二玉、3三飛、同飛、2一馬、同玉、2二金迄7手詰。
22角がなければ22金迄。これは直ぐ気付く手です。
なので、11角成、32玉、21馬、同玉、22金が浮かぶところです。
しかし、21馬に33玉が詰みません。
21馬の前に33飛が退路封鎖の手筋。
11馬の形なら33に利いていますので、33飛には同飛の一手。これで玉方の飛で33の退路を封鎖するのです。
詰将棋には玉方の駒を使って退路封鎖に利用するよくある手筋なので覚えましょう。
そして、このように馬が動く前に利きに飛か金を捨てる形は使用頻度の高い形です。
尚、33飛で34飛と離すと43玉で詰まなくなります。